長田 悠希 さん(居酒屋こころ )

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1989年千葉県生まれ。
早稲田大学中退後、鈴木大貴氏(現・株式 会社Grant副社長)の誘いを受けて飲食業界に。
2015年「居酒屋 こころ」に入店。’16年に唎酒師、 ’17年に焼酎唎酒師の資格を取得。

江戸の歴史ある町に活況を呈する居酒屋出現

江戸時代、染色業者が川に布をさらす光景が広重の絵にも描かれている神田紺屋町。

現在はJR神田駅を最寄り駅として、JR 新日本橋駅、都営新宿線岩本町駅、 東京メトロ三越前駅などからも徒歩圏となっています。神田駅前には無数の居酒屋 があるものの、神田紺屋町界隈までくるとまばらであり、夜ともなると人通りさびし い。そんな立地条件にありながら、常に活気づいているのが「居酒屋こころ」です。
こころの厨房とサービススタッフはそれぞれ約4名でほとんどが男性、全員20代と、若いセンスがウリの店。

店内は丸窓や墨絵風の和モダンな内装のL字型で、入口付近にオープンキッチ ンのカウンター8席とテーブル12 席、奥に22 席と、個室 2部屋があります。  

人気居酒屋店出身の加藤潤哉氏が独立して仲間の鈴木大貴氏と共に株式会社 Grantを設立、「居酒屋こころ」を2104 年11月に開業。’16 年には価格帯が上の「飯田橋 喝采」を開き、3店舗目も計画中だそうです

サービスを務める長田悠希氏は、鈴木氏の誘いで飲食業界に入り、現在 28 歳。唎酒師の資格は2016 年に取得しました。 「プロとして自分の強みとなるものが欲しいと思い、元々好きな日本酒の知識を深めるべく、資格を取得しました。ビギナーとマニアックなお客様それぞれが求めるものに対応できるようになって良かったですね」(長田氏)。

日本酒も話題性のある新世代を中心に提供。

 平日昼は周辺の会社員に向けてランチ営業。日替わりのこころ定食や、唐揚げ定食、数量限定のローストビーフ丼など全6種を、ご飯・味噌汁おかわりOKで、サービス価格 800円で提供しており、80名以上来店するそうです。  

一方、夜は創作和食の数々に、日本酒を始めアルコール各種を取り揃えています。 お通し(350円)は客席でのパフォーマンスが受けているエスプーマで、茶碗蒸しや胡麻豆腐、コーンポタージュなどテイストを時期により変えているとのこと。「スペ アリブ生姜焼き」や、華やかに仕立てた「お刺身盛り合わせ」、そして締めは季節の釜飯が名物です。日本酒のメニューは薫酒・爽酒・醇酒のタイプ別に数種をピックアップして掲載。すべて160㎖で1,000円以下です。 「若い杜氏など、今伸び盛りの蔵元のお酒を多く扱うようにしています。お客様への話題提供にもなりますし、フレッシュでフルーティー、なおかつすっきりとした後味で飲み飽きないなど、当店の料理やイメージにもフィットしている味わいなのが気に入っています」 平均客単価は5,000円。

しっかり食べて飲んでこの価格でおさまるということで、 30代後半より上のビジネスマンのリピーターが多いようです。出張で近隣のホテル に宿泊する一人客がカウンターで一杯やりながら夕食を取る一方、小グループの宴会コース需要などもあります。 「基本的にはフレンドリーな会話のスタイルですが、もう少し落ち着きのある対応のほうが好ましいと思う方もいらっしゃるので、それを見極めて距離感を間違えないようにすることを心がけています」 
新たな目標として、酒匠にもチャレンジしてみたいとのことです。

居酒屋こころ

東京都千代田区神田紺屋町37 斉木第三ビル1F
☎︎ 03-3527-1351 
http://kokoro-kanda.com
昼(平日) 11:30 ~14:00(L.O.13:30)
夜 17:00 ~23:30(L.O.フード22:30 ドリンク23:00)
日・祝休 
平均客単価 5,000 円
34席、カウンター8席、個室8席・4席

「2018年1月現在」

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