Vol.29 芋焼酎に使われるいろいろなさつま芋

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芋焼酎のお湯割りが恋しい季節じゃのぉ~。どんな種類があるか、知っておるかな?

段々と肌寒くなってきたのぉ。9月~12月は、鹿児島と宮崎をはじめ、全国で芋焼酎の製造をしておる。これからの季節に芋焼酎のお湯割りは最高じゃのぉ。皆は芋焼酎を飲むときに、何を基準に選んでおる? 銘柄などで選ぶ場合が多いじゃろうが、芋焼酎に使う芋の品種は多種多様で、焼酎の香味にバラエティーを与えておるんじゃぞ。

さつま芋は、外皮や果肉の色により大きく4つに分類される

さつま芋は、外皮の色、果肉の色により、大きく4つに分類できるのじゃ。これは本格焼酎の鑑評会をおこなう熊本国税局が、2003年の芋焼酎ブーム以降さつま芋の品種が多様化したことを受け、本格焼酎鑑評会の際の分類として始めたんじゃ。

さつま芋の果肉の色による分類

1)白系 (黄金千貫、シロサツマなど)
外皮も果肉も白っぽい。上品かつふくよかな香味の焼酎に仕上がりやすいとされておる。黄金千貫は芋焼酎に最も使用される品種じゃな。

2)赤/紅系 (紅はるか、紅さつまなど)
外皮が赤く果肉は黄白色。国産のさつま芋の4割以上を占め、調理後も甘味が明確に残るので、食用、製菓用としての人気も高いんじゃ。爽やかで青々しい香味の焼酎に仕上がりやすいとされておるぞよ。

3)橙/オレンジ系 (安納芋、隼人芋など)
β-カロチンを多く含むことで、果肉が橙色(またはオレンジ色)になる。このタイプは甘い香りの明確な焼酎に仕上がりやすいとされておるのじゃ。

4)紫系 (種子島ゴールド、えいむらさきなど)
アントシアニン色素を多く含むことで、果肉が紫色になる。ヨーグルトや赤ワインのような香味特性を持った焼酎に仕上がりやすいとされておる。

このように焼酎の原料は多種多様で、ワインのように、その原料によって香味が大きく左右されるんじゃ。皆も芋焼酎を飲むときに、品種の違いを楽しんでみるとよいぞよ。

■参考 『焼酎の基』(NPO法人FBO) 

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