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それでは、解説いたそう。ひやおろしは冬場に造られた日本酒を、春・夏を超えて寝かせて蔵から出荷したもので、秋から冬にかけて出回るお酒なんじゃ。半年寝かせることで飲み口はまろやか、味わいはより深くなっておるぞよ。
実はこのひやおろし、秋の間にも瓶の中で緩やかに熟成が進んで、味わいが深まるのじゃ。9月はフレッシュ感も感じられるんじゃが、10月、11月になるとさらにまろやかさと旨味が増すぞよ。11月下旬から12月には、日本名門酒会から、ひやおろしをさらに熟成させた「寒おろし」という商品も出荷されるんじゃ。
まろやかさがと旨味がさらに増した日本酒は、お燗によく合うのじゃ。厳寒な日に、おでんや鍋ものなど、温まるものを食しながら寒おろしのお燗を飲むのは、まさに至福のひと時じゃのぉ〜。
11月下旬ごろから販売される「寒おろし」を買うもよし、秋に買ったひやおろしを自宅で熟成させるもよし。少し熟成させたひやおろしを試してみてはいかがかの?
【参考】『新訂 日本酒の基』(NPO法人FBO)日本名門酒会 公式ウェブサイト http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=1663
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