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さて、古今東西には様々な食養論が存在するが、今回はマクロビオティック的食養論を皆に伝授しようぞ。マクロビオティックとは食品や飲料の持つ体を温める、冷やすといった効果を重視した東洋医学でいう「医食同源」の流れを組んだ食養論じゃ。ワシら日本人にぴったりの健康法と言えるぞ。まずは次の表を参照して、それぞれの食品や飲料の効果を知っておくと良いぞ!
暑~い夏には、「キュウリ、瓜、冬瓜、トマト、ナス等」の体を冷やす効果の高い食材を摂取すれば良いぞ。また、調理法は生や強火でサッと炒めたり、揚げたりするのがよい。さらにスパイス(刺激)、酸味の効いた味付けにするとクールダウン効果が増幅する。よって、「キュウリのピクルス クミン風味」「冷やしトマト パセリと玉葱のみじん切り添え」「野菜の天ぷら ハーブ塩添え」「麻婆ナス」等がふさわしい料理になるの。
さて、日本酒も「キレの良い(苦味のある)味わい」「辛口テイスト」のものが、夏にはふさわしい酒質となるぞ。「爽酒(軽快でなめらかなタイプ)」や炭酸ガスを含む「スパークリング日本酒」などをしっかり冷やして(5~10℃)やれば、夏ならではの健康的な提案ができるぞ。また、アルコール度数の高い「原酒」をオンザロックスタイルで楽しむのもお勧めじゃて。涼しげな視覚効果も加わるしの。
<日本酒の香味特性別分類(4タイプ)をチェックじゃ!>
https://www.sake-sennin.jp/archives/128
さて、今回の夏向けのマクロビオティック的食養論は身近な食材で手軽に出来きてすぐにでも活用できるぞぃ。身も心も健康的に夏を過ごしておくれ。
【参照】『新訂 日本酒の基』(SSI/NPO法人FBO)
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