毎週末は新入荷品の試飲会を行い、告知はインスタグラムやフェイスブックにアップ。インスタのフォロワー数は 9,300人以上を誇ります。父の代までは焼酎が売り上げの軸でしたが、太一氏が入ってからは、日本酒が 5 割を占めるようになったそうです。
「試飲会は、お客様の反応をダイレクトに見ることのできるリサーチとしての意図が強いです。店の都合で売りつけるのではなく、顧客の好みやその日の夕飯などに合わせて適したお酒をおすすめすることが大切だと思います」
飲食店へのアプローチは、酒を売るのではなく人を売る、つまり自分という人間を信頼してもらえるように誠意を伝えること。それは蔵元に対しても同じで、売る・買うともに心のありようは一つだという話が印象的でした。