日本酒の分類の基本は「特定名称酒」で、1990年から適用された表記です。原料と精米歩合の組み合わせにより8種類に分けられ、次の3つのグループに分類できます。
A「純米酒」グループ 原料に米・米麹のみを使用。
B「本醸造酒」グループ 原料に米・米麹の他、規定量内の醸造アコールを使用。
C「吟醸酒」「大吟醸酒」グループ 原料を問わず、精米歩合が60%以下。
特定名称酒の規定では、例えば米・米麹を原料とした40%精米歩合の日本酒は、純米酒・特別純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒のどれでも表記できます。特定名称酒は原料・製法の規定なので、香味の特徴を正確に説明できるものではありません。