日本酒や焼酎、泡盛の香りや味わいを的確に捉え、表現するスキルを身につけたことで、各々の個性をより細かく理解することができるようになりました。実は、酒匠の講習を受けたのがコロナ禍になる直前で、実際に取得したのは1年後の2021年でした。
日本酒のことを対面で説明できない、試飲提供をしづらい、そんなこれまでにない難しい状況の中で、日本酒のプロとして、どう活動を続ければいいのか悩み続けていましたが、酒匠になってからは、唎酒師の時よりも、香りや味をより具体的に言葉で表現できるようになったことで、リモートでの商談会などでもこれまで以上にお酒の魅力を表現する力を得たので、仕事が増えていきました。
どこにいても、相手と同じ空間を共有しなくても、日本酒・焼酎・泡盛の特徴をより的確に、魅力的に伝えられる。これからも、世界で日本酒がより愛されるように活動を続けていけたらいいなと思っています。