酒匠
酒匠は唎酒師や焼酎唎酒師よりも高度で的確なセールスプロモーションの実行力を有します。
唎酒師や焼酎唎酒師を超えるテイスティング能力を磨くことを目的に、味の要素の理解や、香りの表現例の修得などを行います。
ポジショニングMAPで日本酒や焼酎の香味の「視覚化」や「数値化」を行い、消費者へのわかりやすい提案や自社での商品選定など、販売企画立案力の向上が狙えます。
こんな方が酒匠を取得されています。
- 飲食店、酒販店の経営者または商品担当者
- 酒類卸売業のバイヤー
- 高度で的確なセールスプロモーション能力を高めたいとお考えの方
受講受験資格・認定条件
受講受験資格
条件1.「唎酒師」および「焼酎唎酒師」取得者※であること
※取得者でない者は申込以前に認定を受けていない資格を取得するべくコースに申込済であること
注)「唎酒師」「焼酎唎酒師」はSSI認定を指し、「国際唎酒師」「国際焼酎唎酒師」とは異なります。
▽酒匠の資格取得には唎酒師と焼酎唎酒師が必要です
条件2. 次のいずれかを満たしていること
A:酒匠/日本酒学講師 講習会受講者限定「VR日本酒製造体験プログラム」への申込および参加
※講習会日程に合わせて開催いたします。別途お申込みが必要です。詳細はこちら
B:以下に指定するFBO及び提携加盟団体が主催するいずれかのセミナー等への参加履歴
□「学びの遠足!蔵元見学・VR日本酒製造体験」
□「蔵元体験実習」
□「造って学ぶ日本酒道場」
□「日本酒学講師とめぐる蔵元見学ツアー」
□2021年7月開催「日本酒学講師 プランB、D(VR体験付プラン)」
□「VR日本酒製造体験プログラム」
C.「蔵元見学証明書」の提出
受講日*に別途定める「蔵元見学証明書」(要見学蔵元証明)を提出してください。
⇒「蔵元見学証明書」ダウンロードはこちら PDF|word
*講習会初日に受付へご提出ください。
認定条件
① FBO認定会員かつ受講受験資格で定める通り「唎酒師」および「焼酎唎酒師」であること*
*認定手続締め切り期間内に「唎酒師」および「焼酎唎酒師」の認定手続きをお済ませください
② 試験結果(第1~4次)が、当会の定める基準に達していること
③ 別途定める認定登録料の納付が完了していること
カリキュラム詳細
カリキュラム内容
2日間連続の講習会で約18時間。
香りのサンプル、水溶液など、日本酒や焼酎を含めた多数のアイテムを使用します。
嗅覚、味覚能力の向上を目指す基礎トレーニングや、日本酒・焼酎の特性を見極める能力を磨く、酒類の比較テイスティングなど、充実したカリキュラムです。
酒匠講習会のための特別教材(非売品)も準備。実践でもすぐに活用できる、日本酒・焼酎と料理の相性についても学習していきます。




項目をクリック(タップ)していただくと、詳細がご覧いただけます。
酒匠として必要な日本酒製造現場の知識を得ていただくために、「酒蔵見学映像・日本酒製造体験映像」の事前視聴ができるようになりました。
お申込後に送付される特定のURLにアクセスすると、まるで実際に酒蔵を訪れたかのような見学動画、製造現場の体験動画が視聴できます。
1 | 基礎トレーニングで嗅覚、味覚能力を向上 日本酒、焼酎の香りに含まれる各要素をさまざまな香材を用いることで把握し、嗅覚を磨きます。また、甘味、酸味、苦味、旨味のほか、アルコールそのものなど、味の要素を確認することで、味覚を磨きます。 |
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2 | 他酒類との比較により日本酒、焼酎の特性を見極める ビール、ワイン、ウイスキーなど、日本酒、焼酎以外の酒類と比較することにより、その本質的な香味特性を見極め、把握します。 |
3 | 香味特性別テイスティングで各タイプの特徴を把握 日本酒、焼酎それぞれの典型的な4タイプ別テイスティングを通じて、それぞれの特徴的な香味特性を見極める能力を身に付けます。 |
4 | テイスティング結果を視覚化 テイスティングコメントを視覚化すべく、日本酒に関しては「同軸グラフ」と「ポジショニングMAP」、焼酎に関しては「ポジショニングMAP」の作成方法を学びます。 |
5 | 原料品種、酒母、蒸留方法別、熟成期間別などが香味に与える影響を学ぶ 日本酒であれば米の品種別、酒母別など、焼酎であれば麹の種類別、蒸留方法別など、原料や製法の違いがおよぼす影響を特別なサンプル(非売品)などを交え学びます。 |
6 | 料理とのペアリング法を習得 肉、魚、野菜といった「素材」のほか、代表的な「調味料」にも焦点をあて、日本酒、焼酎と料理の相性を探り、効果的な訴求法を学びます。 |
7 | 納得できるまで行える自主トレーニング 自主トレーニング時間を設けているので、納得いくまで反復トレーニングを行えます。日本酒の温度別、焼酎の割り方別テイスティングも体験できます。 |
講習会で使用する 日本酒、焼酎例
※写真は2020年開催時のものです。
講習会当日のプログラム
受付開始:9:00~
09:30~10:10 | 40分 | 「酒匠を目指す方々へ~酒匠が行うべきテイスティングについて~」 |
10:10~11:20 | 70分 | 基礎テイスティング 「香材を使用した嗅覚トレーニング」 |
11:30~12:10 | 40分 | 基礎テイスティング 「水溶液を使用した味覚トレーニング」 |
12:10~13:10 | 60分 | 休憩 ※お弁当をご準備しております |
13:10~14:40 | 90分 | 日本酒テイスティング 「香味特性別分類(4タイプ)のテイスティング、ポジショニングMAPと同軸グラフの作成」 |
15:00~17:00 | 120分 | 日本酒テイスティング 「原料および製法別のテイスティング①」 |
17:15~19:15 | 120分 | 日本酒テイスティング 「原料および製法別のテイスティング②」 |
19:15~19:45 | 30分 | 休憩 |
19:45~21:00 | 75分 | 日本酒テイスティング 「日本酒と料理の相性検証」 |
21:00~22:00 | 60分 | 自主トレーニング*ご参加は任意です |
受付開始:8:30~
09:00~11:00 | 120分 | 焼酎テイスティング 「香味特性別分類(4タイプ)のテイスティング、ポジショニングMAPの作成」 |
11:15~12:15 | 60分 | 焼酎テイスティング 「焼酎と料理の相性検証」 |
12:15~12:45 | 30分 | 休憩 ※軽食をご準備しております |
12:45~14:45 | 120分 | 焼酎のテイスティング 「原料および製法別のテイスティング①」 |
15:00~16:45 | 105分 | 焼酎テイスティング 「原料および製法別のテイスティング②」 |
16:45~17:00 | 15分 | 事務局からのインフォメーション |
17:00~18:00 | 60分 | 自主トレーニング*ご参加は任意です |
※プログラムは予告なく変更となる場合があります
講習会当日に使用するテキスト
お申込完了後、教材の発送はございません。*お支払い完了をもって正式申込とさせていただきます。
①日本酒の基 最新版(2024年4月1日。初版)
②新訂焼酎の基 (2023年4月1日初版もしくは、2023年9月1日増刷二刷)
※①、②は講習会当日までにご自身でご用意下さい。
※①、②をお持ちでない場合はFBOのオンラインショップからお買い求めいただけます。また、講習会当日も会場でお買い求めいただけます。
テイスティング能力をもっと磨きたい方は…

唎酒師、焼酎唎酒師以上のテイスティング能力を認証するテイスター資格
唎酒師、焼酎唎酒師のテイスティング能力(官能評価能力)の向上と、その能力の認証を行う新資格です。
全5回の受験対策となる講習会(オンデマンド受講可能)を受講後、受験いただきます。
詳細はこちら
※「和酒マスターテイスター」が「酒匠」を受験する場合は、酒匠認定試験の第1次試験、第2次試験が免除されます
専門性の高い講師陣






※順不同、敬称略 ※予告なく変更となる場合がございます。
試験について
試験内容
1次試験 12:30~13:20(50分)
【筆記】選択・記述式
テイスティングの専門知識
《出題範囲》『酒匠テキスト』
2次試験 13:30~14:20(50分)
【筆記】選択・記述式
日本酒・焼酎の高度な専門知識
《出題範囲》『酒匠テキスト』
3次試験 14:30~15:20(50分)
【テイスティングを伴う筆記】選択・記述式
日本酒・焼酎の原料、製法による香味特性の識別。劣化した日本酒・焼酎の識別
4次試験 15:30~16:20(50分)
【テイスティングを伴う筆記】選択・記述式
・日本酒・焼酎の香味特性の視覚化および数値化
(日本酒のポジショニングMAPおよび同軸グラフ作成、焼酎のポジショニングMAP作成)
・日本酒・焼酎の特性を伝えるべくテイスティングコメント作成
・FBOオフィシャルサイトへ移行します
・お申込は「唎酒師※1」かつ「焼酎唎酒師※2」の方に限ります。
※取得者でない者は申込以前に認定を受けていない資格を取得するべくコースに申込済であること
注)「唎酒師」「焼酎唎酒師」はSSI認定を指し、「国際唎酒師」「国際焼酎唎酒師」とは異なります。