余暇ツーリズム学会において、SSIの研究チーム地酒検証研究会が「外国人を対象にした日本酒の嗜好調査の結果」を発表しました

地酒検証研究会のメンバー
SSIおよびFBOの発表メンバー

2020年12月8日(火)、FBOアカデミー東京校で開催された「2020年度余暇ツーリズム学会※1 ブライダル研究部会・飲料サービス研究部会 合同研究会」において、SSIの研究チーム「地酒検証研究会※2(発表者:天野悟・小森真幸)」および、当会加盟団体のNPO法人FBOの研究室(発表者:長田卓/FBO研究室長)が研究成果を発表致しました。
地酒検証研究会からは「外国人を対象にした日本酒の嗜好調査の結果~インバウンドゲストが望む日本酒提供のあり方~」と題し、外国人に対する有効な日本酒提供施策として「外国人が望む日本料理を知ろう」「外国人が望む日本文化を知ろう」「香味特性別分類(4タイプ)を活用しよう」「ワイン愛好家を攻略しよう」を提言しました。
また、FBO研究室からは「コロナ禍における飲料サービスおよび酒類業界の課題~新規顧客獲得法の提言~」と題し、「各趣味と関連付けた飲酒の楽しさ訴求」「イミ(意義)のある酒類消費の喚起」「美味しさという価値の向上」が今後需要な施策になると提言しました。

学会当日の様子(オンラインでも同時開催)
飲料サービス研究部会長を務める日置晴之

※1余暇ツーリズム学会とは、「類似した面を多く持ちつつも、異なるベクトルで人間の社会的活動を考察する余暇学と観光学を中心として、多様な人間の活動や状態に関して総合的にかつ多角的に検討し、研究を進め、わが国における余暇と観光の将来に寄与するために組織された学会」。
現在、「ライフスタイル研究部会」「観光地域ストーリー研究部会」「ヘルス・スポーツツーリズム研究部会」「飲料サービス研究部会」「レジャー・スタディーズ研究部会」「エンタテインメント・ツーリズム研究部会」「ブライダル研究部会」「ツーリズム心理研究部会」「学生教育研究部会」といった9つの研究部会から成る。今回発表した飲料サービス研究部会は、SSI専務理事/NPO法人FBOの副理事長である日置晴之が研究部会長を務める。

※2 地酒検証研究会とは、SSIの調査研究委員会内に所属する研究会。2013年に設立。SSI研究室専属テイスターのメンバーで構成される。今回の発表は、地酒検証研究会内の「外国人を対象とした日本酒の嗜好調査および海外における日本酒の販売実態調査プロジェクトチーム」が調査を行ったものである。
<メンバー>
天野悟(プロジェクトマネージャー)、井上操、金井雄二、小森真幸、高橋孝、築茂美恵子、並里直哉、沼田広志、楊ケニー、渡辺佳嗣

学会当日スケジュール
【開会挨拶】
ブライダル研究部会長:野田 兼義 氏(公益社団法人日本ブライダル文化振興協会)
【基調講演】
「Withコロナ時代に向けたホスピタリティ産業論」徳江 順一郎 氏(東洋大学)
【研究発表】(発表順)

①「コロナ禍における飲料サービスおよび酒類業界の課題~新規顧客獲得法の提言~」 長田 卓 (NPO法人FBO)
②「ブライダルにおけるユニバーサル・デザイン」 竹内 敏彦 氏(JTBトラベル&ホテルカレッジ)
③「外国人を対象にした日本酒の嗜好調査の結果~インバウンドゲストが望む日本酒提供のあり方~」天野 悟 (日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)小森 真幸(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)
④ 「会場プランナーの優位性」 赤星 美奈子 氏(コンラッド東京)
⑤「20歳(はたち)の結婚観」 鈴木 はるみ 氏(元ホテル日航東京)(専門学校講師)
⑥ 「新吉原の揚屋儀礼と婚礼儀礼の比較から結婚式の必要性を探る」鈴木 一彌 氏(埼玉女子短期大学講師)(東京観光専門学校講師)
【閉会挨拶】 
飲料サービス研究部会長:日置 晴之(NPO法人FBO)