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和食が好きなので、基本は料理の邪魔をしない料理を引き立てる「爽」タイプが好きですが、そこにお酒の個性がちょっと出た「爽と薫の間」「爽と醇の間」のお酒が好きです。おすすめの酒の肴は、「季節の野菜のお浸し」 「鰹の刺身」 「白身魚の刺身」です。
実家の手打ち蕎麦屋を継いだ際に、お酒については、それまでは蕎麦屋の定番である「菊正宗 樽酒」一本だったのですが、日本酒に特化した品揃えにしようと考えました。そこで、日本酒の種類を増やしてみましたが、当時30代前半だった私は、自分より年上で日本酒歴も長い年配のお客様方に満足なプレゼンができなかったのです。それならばもっと日本酒のことを勉強し、お客様に上手にオススメできるようになろうと決意、資格取得を目指しました。
ただ自分の好きなお酒をすすめるのではなくて、お客様の好みを伺ったうえで、自信を持って自分の言葉で、お酒を提案できるようになりました。
「多くの試飲会に参加して、色々な種類のお酒をテイスティングします。また試飲をした際には、自分の言葉で味の説明ができるようにイメージトレーニングをします。お客様におすすめを聞かれた際には、自分の好みを押し付けるのではなくて、お客様の好みのタイプを伺ってオススメするようにしています。
お店には日本酒が100種類くらいありますので、日々品質管理には気を付けています。何を美味しく感じるかはお客様の嗜好によるものなので、まずはそれ以前に提供者として「お酒が開封前でも品質は大丈夫か?」「開詮してからの管理は適切か」ということを、日頃気をつけて取り組んでいます。あくまで私達は料飲店では黒子なので、自分の好みを押し付けたり、知識をひけらかしたりなどはせず、お客様の楽しい時間にできるだけ寄り添うことを大事にさせて頂いております。
「江戸蕎麦手打處あさだ」ホームページ ※別ウィンドウで外部サイトへ移動します。