沢の鶴株式会社の日本酒学講師陣

唎酒師112名、日本酒学講師10名
日本の伝統文化を消費者へ伝え続ける蔵元

後列左より製造部の牧野秀樹氏、矢吹道行氏、マーケティング室の郷田琢磨氏、営業部の大川寿晴氏。前列左より製造部の森田貢史氏、森脇政博氏、松田昭範氏、今野浩之氏。他2名(輸出担当、資料館担当)の計10名が資格を持つ。
沢の鶴株式会社
兵庫県神戸市灘区新在家南町5-1-2 
☎ 078-881-1234(代)
http://www.sawanotsuru.co.jp

灘五郷の西郷に属する蔵元の一つが沢の鶴株式会社。創業は享保2年(1717年)、米屋の副業として酒造りを始めたため、ロゴマークに米の字から取った「※」印を掲げたのだそうです。そのため、「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる。」ことをモットーに歴史を築いてきました。

今回、お話をうかがったのは、マーケティング室の郷田琢磨氏。同県出身で、1987年に入社し、’95 年に唎酒師、2006年に日本酒学講師の資格を取得しています。

「当社では現在、従業員180名のうち112名が唎酒師で、少なくとも営業部の社員は資格を取ることが義務づけられています。更に年1回、社内規格における上級唎酒師の試験を行い、上位3~ 5名は、FBO公認講師、日本酒学講師の受講受験を会社負担で受けることができます。こうしたシステムにより、社員のスキルやモチベーションのアップにつながっています」

日本酒をより美味しく楽しんでいただくためのセミナーで、修了者には日本酒ナビゲーターを授与。ホームページやSNSで告知し、定員は50名。多い場合は抽選により決めている。

現在、日本酒学講師の資格を持つ人は10名。名刺に明記することで、名刺交換の際のコミュニケーションツールとして一役買う他、年2回本社にて日本酒ナビゲーター認定セミナーを開催し、講師は順番に担当しているそうです。

「以前は中高年層の受講者が比較的多かったですが、ここ数年は若い女性が増えています。また、県内の方だけでなく、大阪、京都、滋賀などから来られる方も。日本酒に興味を持つ人の層が広がっていると実感しますね。これからもだくため、蔵元側から積極的、素晴らしい日本の伝統文化である日本酒の楽しみ方をより多くの方に知っていたに

同社は灘五郷の中で最も神戸港に近く、2017年は神戸開港150年ということもあり、海外からの大型客船の乗客が大勢「沢の鶴資料館」を来訪した。
日本酒の海外進出が盛んになってきた昨今、海外担当の社員も日本酒学講師の資格を取り、現地の販売代理店やレストランの従業員など流通に関わる人たちに正しい知識を伝えているとのことです。

同社は灘五郷の中で最も神戸港に近く、2017年は神戸開港150年ということもあり、海外からの大型客船の乗客が大勢「沢の鶴資料館」を来訪した。
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