祖父の代は八百屋、父の代にはミニスーパーを経て酒屋になり、小澤氏が中学生の頃から地酒に特化するように。
次男で、「将来の夢はサラリーマン」と文集に書いていた小澤氏は、しかし、いずれ自分が店を継ぐとも思っていたそうで、実際、学生時代に唎酒師の資格を取得し、他の会社に勤めることなく家業に入り、2018 年 11月に代表となりました。
会社員 だった兄の誠氏も呼び寄せ、タッグを組んでいます。父の祥男氏も健在で店に立ちます。
店内に所狭しと並ぶのは、約100の蔵元の日本酒と約 40 の蔵元の焼酎、計数百種。
入り口のすぐわきには試飲コーナーを 設け、多くの日本酒が無料で試せます。
「ここ世田谷区は人口 93 万人以上と東京 23 区でもっとも多く、更に増加傾向にあります。しかし、若者のアルコール離れ、日 本酒離れの時代ですから、いかにして一人でも多くのファンを増やすか、私たちにはその使命があると思います」