「夏は夏酒が美味しい」と聞いた事があるじゃろう?
何故だか知っておるかな? その理由を教えてしんぜよう。
今の季節、居酒屋や酒屋に行くと、ブルーのボトルの日本酒がたくさん並んでいるのをよく見かけるじゃろ? これらは「夏酒」というネーミングで出回っている商品に多く見られ、2007年頃から出回るようになったんじゃ。
青、水色、緑色、透明など、夏っぽい色のボトルが多い
実は夏酒に厳密な規定はないんじゃが、だいたい「青、水色、緑色、透明など、夏にふさわしい色のボトル」「夏っぽいカジュアルなラベル」「スッキリとした軽快な味わい」「キレイな酸味を持つ」といった特徴をもつ日本酒が多いんじゃよ。

夏酒は”火入れ”をしない生酒も多い
皆の衆には「夏酒」を是非楽しんでもらいたいが、一つだけ注意点があるぞよ!
それは「保存管理」じゃ。「夏酒」はスッキリとした軽快な味わいに仕上げるために、火入れ(※)をしない生酒も多く、とても繊細な酒質なのじゃ。真夏の紫外線や高温は大敵じゃぞ。必ず冷蔵庫で管理をして、開栓後は早めに飲み切るのが肝心!

図のように、火入れの回数によって名称が異なるから、覚えておくとよかろう。
【参考】『酒仙人直伝 よくわかる日本酒』(NPO法人FBO)
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