Vol.14 夏こそ美味い!琉球泡盛

夏じゃのぉ。沖縄で生まれた、夏にふさわしいお酒を紹介しよう。

「琉球泡盛」。それは日本最古の蒸留酒

泡盛は沖縄県内の各島々にある47の酒蔵で造られ「島酒」の愛称を持っておる。
生産量の70%近くを県内で消費することから「沖縄ならではの地酒」とも言えるのう。南アジアより伝わった事で、琉球王朝御用達の特別酒として進化した泡盛は、日本最古の蒸留酒とも言われておるのじゃ。ちなみに、「琉球泡盛」とは、沖縄県内で特定の基準を満たした泡盛の事を指すのじゃよ。

米麹(タイ産米)、水、酵母だけで造る「全麹仕込み」が泡盛の基準の一つ

世界が認める蒸留酒

さらに、「琉球泡盛」は、世界貿易機関(WTO)との協定に基づく産地指定を受けておる。
名実ともに日本を代表する「本格焼酎」の一つであり、琉球および日本文化の象徴であると言えるのう。

左から、長崎県の壱岐(麦)焼酎、熊本県の球磨(米)焼酎、鹿児島県の薩摩(芋)焼酎、沖縄県の琉球泡盛

【参考】
『新訂 日本酒の基』(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会/SSI)

【注意事項】
・記事、データ等の著作権その他一切の権利は
NPO法人FBOに帰属します。
・記事・データ等は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください

最新ニュースや商品情報、イベントのご案内などを希望される方へ

関連記事

  1. Vol.29 芋焼酎に使われるいろいろなさつま芋

  2. 【日本酒の造り方 その2】日本酒製造の工程

  3. Vol.22 祭りと酒の深ーい関係

  4. 日本酒の香味特性別分類(4タイプ)

  5. Vol.11 七夕と夏酒

  6. Vol.26 旬の日本酒、「ひやおろし」の起源